
便利なドッキングステーション
データ処理の速度が高速になったUSB3.0が登場したとき、これからはUSB3.0の時代で周辺機器はUSB一色になると思っていました。
ノートパソコンの周辺機器でもUSB3.0対応のドッキングステーションが登場し、オフィスでは外付けディスプレイの他ネットワーク・USBドライブ・外付けキーボードを接続して使用し、外出時にはUSB3.0ケーブルを外すだけですぐに持ち運び準備がすぐに整う環境を手に入れることができました。

そんなシチュエーションにあこがれ、これ欲しい!と欲しいものリストに挙げたドッキングステーションをSurface Proと組み合わせて使っていました。
写真でもわかるようにHDMLとVGAの外付けディスプレイ用端子が搭載されているところが時代を感じるところですが、当然USB3.0仕様です。
とは言えUSB端子、オーディオジャックに加え、USB接続でマウス・キーボード共有と2台のPC間で相互の操作ができるなど機能が充実している優れものです。
使っていたのはj5createから発売されていたドッキングステーションで、残念ながらこのJUD500は既に生産が終了しています。
Link→JUD500 Flute Ultraドッキングステーション(生産終了) をみる(j5creat公式ページ)
Type-Cの時代へ
時代は変わり接続規格はUSB3.0からUSB Type-Cへと移り変わってきました。ノートパソコンへの電源供給だけでなく、外付けストレージ・ディスプレイなどType-C対応の周辺機器が主流となっています。
スマートフォンもmicroUSB接続の機種はかなり数が減り、新しい機種のほとんどがType-C対応になっており充電はもとより、様々な機器との接続をType-Cで行うことができるようになってきています。
そんな時代にドッキングステーションにもType-C対応の波が押し寄せて、様々なメーカーからType-C対応ドッキングステーションが発売されているようです。
持ち運び サイズ
ドッキングステーションはノートパソコンがUSB Type-Cに対応したころから、ノートパソコンの持ち運びオプションとしての位置づけだったような気がします。
私自身HP Elite X2 1012のオプションのUSB Type-C対応の持ち運びサイズのトラベルハブ(コンパクトドッキングステーション)を使っています。


Type-Cの電源アダプタとType-Cケーブルでパソコンを接続し、充電しながら使える点が便利ですし、USBストレージやディスプレイを接続するのにとても重宝しています。
Link→HP USB-Cトラベルハブ をみる(HPオンラインストア:オプションイメージ)
HPから販売されていた商品でHP USB-Cトラベルハブ(型番:Z9G82AA)で、既にHP公式サイトでの販売は終了しており、後継のHP USB-C Mini Dockが販売されています。

Link→ HP USB-C Mini Dockをみる(HP公式オンラインストア)
コンパクトタイプ ドッキングステーション
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据え置きタイプ
ノートパソコンの持ち運びを考えるとコンパクトサイズが便利ではありますが、ここ最近のテレワーク事情を反映したのか据え置きタイプも種々出ているようです。
コンパクトタイプを持っているのだから、別に今すぐ据え置きタイプが必要というわけではないのですが、据え置きタイプで気になるモノをピックアップしてみました。
j5 create JCD543
今持っているドッキングステーションJUD500のType-C版の最新型で、なんと最大3台のモニタ拡張が可能なトリプルディスプレイ対応ドッキングステーションJCD543 です。
最大3台モニター拡張、作業効率一気に向上
HDMI、DisplayPort、VGA 3種信号コネクタをサポート
USB-C Power Delivery 100Wパススルー
SD/microSDカードリーダーでデータ読み込み
一気に13の機能を拡張できる
左右にケーブル出口があり「開く・引く」だけで簡単に接続できます
出典:JCD543 USB-C Triple Display 13in1ドッキングステーション(J5create公式ページ)
URL:https://jp.j5create.com/collections/docking-station/products/jcd543
何といっても特徴は最大3台のモニターを接続できる拡張性でしょう。Type-Cケーブル一本を繋ぐだけでモニタごとに編集用・確認用とディスプレイに表示する情報を独立させるで作業効率がアップする事間違いなしです。
小型のノートパソコンは持ち運び・外出時のデータ処理には便利ですが、大量かつ複数のデータを処理する際に表示の狭さが気になってしまいます。
このドッキングステーションを使うことでその悩みが一気に解消できて、ストレスを感じることなく作業に専念できると思います。
機器を接続出来るポート数が多い事も大事ですが、このドッキングステーションはさらに使い勝手を良くするのはケーブルの取り扱いです。接続のためのType-Cケーブルが左右どちらからでも引き出せる点には感心させられました。
ケーブルが固定されていると、ノートパソコンによっては左右どちらかに置く場所が限定されることもありますが、このドッキングステーションのケーブルの取り回しは使うシチュエーションを良く考えてくれていると思います。
主な仕様
電源 | バスパワー・セルフパワー両対応 PD給電時は別途電源が必要 最大100W供給可能 |
拡張スロット | DP Alt Mode出力:DisplayPort(メス) x 1 or HDMI(メス) x1。 USB-C出力:HDMI(メス) x1、VGA (メス) x1 USB-C(メス PD 100W充電用) x1 USB-C 3.1 5Gbps(メス) x1 USB3.0 Type-A 5G(メス)x3(*急速充電あり) SD™ 3.0 x1 Slot、microSD™ 3.0 x1 Slot RJ45(ギガビット) ヘッドセットジャック |
ケーブル長 | USB Type-C 450mm |
外形寸法 | 350x82.5x23.4mm |
重さ | 約300g |
j5 create USB-C ドッキングステーション JCD543
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サンワサプライ 400-VGA017
こちらは先週(2020年9月16日)に発売されたばかりの、USB Type-C接続のドッキングステーション400-VGA017です。
ディスプレイは最大2台まで接続可能で、ノートパソコンを充電しながら使えるUSB PD100w対応となっています。
必要な時だけ引き起こしてスマホを横向きに設置できるスマホスタンド付きで、パソコン版表示機能(Dexモード)を持ったスマホ・タブレットに対応しています。
SDカードスロット、USBポート等接続できるポートが豊富で便利な点はJCD543と変わらないのですが、ケーブル位置が左側固定なのでパソコンの下にドッキングステーションを設置したい場合にはパソコンType-Cポートが左側にないといけない点に注意が必要です。
主な仕様
電源 | バスパワー・セルフパワー両対応 PD給電時は別途電源が必要 最大100W供給可能 |
拡張スロット | USB Type-Aポート×3(USB USB3.2/3.1 Gen1×2、USB 2.0×1) USB Type-C×1(USB Power Delivery) HDMI×1 DisplayPort×1 VGA(D-Sub15ピン)×1 SDカードスロット(SDXC/SDHC/SDカード) microSDカードスロット(microSDXC/SDHC/SDカード) 有線LANポート(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T) 3.5mmステレオミニジャック |
ケーブル長 | USB Type-C 150mm |
外形寸法 | 260x90x22mm |
重さ | 約354g |
サンワダイレクト ドッキングステーション400-VGA017
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まとめ
気になったType-Cドッキングステーションをピックアップしていますが、紹介した機種以外にもコンパクトタイプ・据え置きタイプはいっぱい販売されています。
ちょっと検索するだけで数多く見つかるので、大きさやケーブルの状態など使っているパソコンにあわせて自分に合ったものを見つけることができると思います。
接続ポートの種類に目が行きがちですが、机の上で設置する際にケーブルの出ている方向と長さは非常に重要です。置く場所はもちろん、パソコンのポートの位置と数もしっかり確認した上で選んでみてください。
SSD内蔵タイプ
ドッキングステーションにSSDが内蔵されたタイプもあるので、ストレージとドッキングステーションのハイブリッドタイプもチェックしてみてください。
記憶容量は120GB/240GB/480GB/960GBと4タイプがあり、色はシルバーとスペースグレイが選べます。
SSD内蔵 USB Type-C ドッキングステーション
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