Microsoft 365 Family 商用利用について
商用利用とは業務や利益を得るための活動で使用することで、Microsoft のビジネスアプリケーションであるWordやExcelの商用利用にあたっては商用利用権が付属してる製品を使う必要があります。
仕事で使うExcelデータを商用利用できない、Officeアプリケーション製品で処理を行うことはライセンス違反となります。
本記事の本題となりますが、昨年2023年7月に日本での発売が始まった Microsoft 365 Familyには商用利用権があり、Microsoft 365 Personalと同様ビジネス利用ができる製品です。
本日2023年6月19日Microsoftサポートに確認し回答をもらいました。
このMicrosoft 365 FamilyはWindowsだけでなくMacOS、iOS、Androidのデバイスに対応しています。
説明についてお詫び
2022年7月の確認時は商用利用権なし
昨年Microsoft 365 Familyが国内販売された2022年7月の時点で、商用利用権ついてMicrosoftサポートにWebDreamは商用利用について問い合わせをしました。
Microsoft 365 のOfficeアプリケーションが必須であるWebDreamにとって、最大6ユーザーで使えるMicrosoft 365 Familyの商用利用を視野に入れており、その導入前の確認が目的でした。
しかしながら2022年7月の問い合わせの際、Microsoftサポートの担当者からMicrosoft 365 Familyには商用利用権が付属しないとの回答となり、Microsoft 365 Familyの導入は断念しました。
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上記は2022年末のキャッシュバック案内キャンペーン時の記事です
それ以降それから本日までWebDream自身、Microsoft 365 Familyには商用利用権がないものとして認識をしており、Micorosoft 365サブスクリプション案内でもそのように案内を行っていました。
また、先日のMicrosoft 365関連サブスクリプションの価格改定の案内においても、自身のライセンス更新でもMicrosoft 365 Personalを購入し更新処理を行っていました。
Microsoft365とOffice価格改定 先日(2023年5月12日)日本マイクロソフト株式会社から一般消費者向け製品Microsoft 365とOffice製品について、2023年6月1日から価格改定すると発表がありました。 コ[…]
上記は2023年5月価格改定案内時の記事です。
それぞれ2022年7月にMicrosoft サポートに確認した情報でMicrosoft 365 Familyには商用利用権が付属していないとの説明を行っていました。
2023年6月時点再確認
しかしながら、Microsoft 365 Personalを導入したいのですが、商用利用はどうなっているのでしょうか?とのサポート依頼を受け、確認の意味で本日(2023年6月19日)Microsoftサポートに確認したところ、現在はMicrosoft 365 Familyには商用利用権が付属しており、ビジネス利用(商用利用)ができるようになっているとの回答をもらいました。
この状況について確認をしましたが、発売時点(2022年7月)では確かに商用利用権がないということで案内をしていたとのこです。
その後Microsoft内で権利に関する内容が変更され、Microsoft 365 Family・Microsoft 365 Personalともに商用利用が可能になっているということです。
本日までWebDreamがMicrosoft 365 Familyの商用利用についての情報確認・更新ができておらず、Microsoft 365 Familyは商用利用ができないとの案内をしており、WebDreamの情報をもとにMicrosoft 365 Familyの導入を見送った方にお詫びいたします。
Microsoft 365 Personalの変更について
Microsoft 365 Familyが商用利用できないとの解釈で、Microsoft 365 PersonalをMicrosoftストアから購入した場合、購入時期によりますが返金対応ができる場合があるとのことです。
Microsoft ストアで購入された方は購入時期・更新時期の返金についての詳細については、直接Microsoft サポートにお問い合わせくださいますようお願いいたします。
Link→ マイクロソフトサポートをみる
Microsoft 365 Familyへの切り替え
現在Microsoft 365 Personalを使っていて、そのライセンスをMicrosoft 365 Familyに変更したい場合は、Microsoft 365 Familyを購入し更新処理を行うことでMicrosoft 365 PersonalからMicrosoft 365 Familyに変更することが可能です。
家族でOfficeアプリケーションを利用する場合にはこちらの方が便利です。複数人で業務で使いたい(商用利用)の場合にもおすすめです。
Link→Microsoft 365 サブスクリプションの間で切り替える (Microsoft公式サイト)
同じMicrosoftアカウントでライセンスの変更をすれば、現在使用しているMicrosoft 365 Personalで使用しているOneDriveのデータ等はそのまま使えるとのことです。
ただしMicrosoft 365 Personalの残期間がある場合、Microsoft 365 Familyに切り替えた場合には双方の価格差が処理されることにより、Microsoft 365 Personalの残期間の日数が85%の日数に短縮される点に注意が必要です。
例えば、Microsoft 365 Personalの残期間が100日残っているときに、Microsoft 365 Familyのサブスクリプション1年分で更新した場合はMicrosoft 365 Personalの残期間が85日に短縮され、その短縮された85日と追加の1年分の合計日数Microsoft 365 Familyのライセンスを利用できることになります。
Microsoft License Terms記載について
Microsoft Office 365 コンシューマーサブスクリプションに関するMicrosoft License Termsの記載内容を確認してみました。
Link→ Microsoft License Terms (Microsoft公式サイト)
本日(2023年6月19日)確認時は、最終更新2023年1月となっていました。
このMicrosoft License Terms のMicrosoft 365 Family” の商用利用に関する取扱について記載されています。
注目する部分は、”2. ライセンスに関する追加の制限と要件” の “f.非商用利用” の部分です
f.非商用利用。 Microsoft サービス規約にある非商用利用に関する制限は、Microsoft 365 サブスクリプションのサービスには適用されません。
出典:Microsoft License Terms 最終更新2023年1月
URL:https://www.microsoft.com/en-us/Useterms/Retail/OfficeinMicrosoft365/Family/Useterms_Retail_OfficeinMicrosoft365_Family_Japanese.htm
この部分にMicorosoft 365 サブスクリプションシリーズである、Microsoft 365 Familyにも商用利用権が付属されているという説明になります。
この記載について、今後変更の可能性はあるのかとMicrosoftサポートに確認しましたが現在のところ変更の予定はないと回答をいただいております。
しかしながら昨年の発売時の規定と現在の規定が変わっていることからも、このあたりの情報については気を付けてみるようにしたいと思っています。
Microsoft 365 Familyのメリット
家族でOfficeアプリケーションを利用する場合にはこちらの方が便利です。
本記事でも書いていますが、商用利用権があることから、複数人での商用利用の場合はこのMicrosoft 365 Familyがおすすめです。
WebDreamで利用しているのはこちらです。
インストール自体は台数無制限で行うことができ、サインインして利用できるのが5台となります。
デスクトップとタブレットと使い分ける場合にとても便利で、1TBのクラウドストレージがありインターネットに接続していれば場所を問わずデータ処理が可能です。
Microsoft 365 Personalでは1ユーザーのみの使用に限定されるものでしたが Microsoft 365 Familyでは最大5人の家族との共有ができるということで、合計6ユーザーでMicrosoft 365 関連サービスを利用できる点が魅力です。
Familyという名称から家庭内で家族で共有して利用したり、遠方に住む家族との共有といったように離れていても利用できる点もメリットだと思います。
またこの製品名であるMicrosoft 365 Familyの「Family = 家族」の部分の名称から、使うユーザーは家族限定なのでしょうかとサポートに確認したところ、ユーザーという解釈なので家族限定ではないということでした。
つまり個人事業主がスタッフとともにMicrosoft 365 Familyの共有を行って業務として商用利用を行えるということです。
サブスクリプションの共有
Microsoft 365 Familyは個別に契約するMicrosoft 365 Personalと異なり、Microsoft 365 Familyの所有者が管理者として最大5人のユーザーに対し、サブスクリプションの共有という機能を利用し使えるようにしていくものです。
Link→Microsoft 365 Family サブスクリプションを共有する (Microsoft公式サイト)
その共有の権利を持ったユーザー各々がMicrosoft 365 Persoalの機能を、同等に利用できることを考えるととても便利な利用形態だととらえることができます。
Microsoft 365 Familyの管理者が、共有ユーザーを管理することができ、状況に応じて共有の利用停止を行うなど、管理者権限の処理・設定がMicrosoftアカウントでできるようになっています。
共有ユーザーの管理用の【共有】というページはMicrosoft 365 Familyのライセンス契約を行ことで、Microsoftアカウントにサインインしたときに表示されます。
OneDrive容量について
クラウドストレージのOneDriveについては、このサブスクリプション契約でOneDriveを1ユーザーあたり1TB使うことができ、普段使いであれば余裕の大容量です。
Microsoft 365 Personalの契約では画像データなどの共有を行っていて容量が不足した際、200GB単位で容量追加をすることができますが、1TBの追加にかかる費用は1月あたり$9.99=1,417円(1$=141.88円 確認時)かかり、年間で考えるとサブスクリプション1ライセンス分となってしまいます。
しかしながら、このMicrosoft 365 Familyを6ユーザーではなく、極端な例ですが1ユーザーで使うように共用設定を行えば6ユーザー分のOneDriveの領域の合計6TB分の容量を使えることになります。
合計6TBの領域はあくまでも1ユーザー1TBx6ユーザー分ということなので、1ユーザーの容量が6TBになるわけではありません。各ユーザーに割り当てられたOneDriveの領域にアクセスできるように設定するなどを行ってトータルで使えるようになるものです。
まとめ
定期的にMicrosoft 365のライセンス情報、特に商用利用については頻繁に確認すべきだったと反省しています。また、情報の確認を怠ったことにより、商用利用についての説明が異なってしまったことについて重ねてお詫びして訂正いたします。
それこそMicrosoft 365 Personalの更新を行ったばかりで、Microsoft 365 Familyへの変更を行うかどうかについては今後のデータ利用状況、特にOneDriveの利用状況と業務の状況等を考慮して考えたいと思います。
いずれにしてもビジネス利用という仕事でMicrosoft のオフィスアプリケーションはこれからもずっと使っていくツールだと考えています。
そのツールを使っていく上で
2人から6人で使うのであれば Microsoft365 Family
1人で使うのであればMicrosoft 365 Personal
と使い分けをすることで業務に役立てることができればと思います
家族でOfficeアプリケーションを利用する場合にはこちらの方が便利です。
本記事でも書いていますが、商用利用権があることから、複数人での商用利用の場合はこのMicrosoft 365 Familyがおすすめです。
WebDreamで利用しているのはこちらです。
インストール自体は台数無制限で行うことができ、サインインして利用できるのが5台となります。
デスクトップとタブレットと使い分ける場合にとても便利で、1TBのクラウドストレージがありインターネットに接続していれば場所を問わずデータ処理が可能です。