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- 2020年4月20日
ノートパソコンを快適に!マルチディスプレイ化・ウルトラワイドディスプレイで効率アップ
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名刺サイズ(91x55mm)の用紙があり、その用紙に直接印刷するには?という視点で、直接印刷できるプリンターについて考察して先日記事を書いていました。
名刺サイズの用紙があるんだから、その用紙に直接印刷を行うにはどうすべきか?用紙に対応したプリンターがあるのか?という視点でした。
名刺サイズの用紙が販売されている一方で、A4サイズの用紙にミシン目が入れてあり、印刷した後で切り分けることによって名刺を10枚つくることができる名刺用紙が販売されています。(下写真:左側)
また、ミシン目ではなく元々カットされた用紙を台紙に貼り付ける形で10枚分配置した名刺作成用の用紙もあります。(下写真:右側)
名刺作成用紙と検索すると、販売されているエレコム・エーワン(A-one)・サンワ・コクヨ等々の用紙がずらずらと出てきます。
Link→名刺作成用紙 をみる(アマゾン)
ミシン目入り用紙と記載のある用紙が手元にあったので、引っ張り出して用紙を眺めてみました。花王の用紙・・・かなり昔の用紙ですがミシン目タイプのサンプルとしています。
用紙の説明が書いてありますが、プリンターのモードや用紙については種類が多いので用紙サイズの説明に絞って確認してみます。
裏面説明内容の、用紙の説明部分を見ると上記の様に記載がありました。
用紙の仕様はこんな感じです。上11mm 下11mm・左14mm・右14mmの切取り部分があり、その部分を取り除くと、残りが幅182mm・高さ275mm残ります。
このサイスは名刺が横2枚x縦5枚の大きさと同じです。残った部分をミシン目で分割してしまえば、10枚の名刺が出来上がるというものです。
この用紙の場合印刷する際はA4サイズの用紙なので、前回の名刺サイズが直接印刷できるプリンターで・・・なんて制限はなくほとんどのプリンタで印刷が可能なはずです。
個人の方であればほとんどの人がインクジェットプリンターを購入されるでしょうから、A4サイズの状態で印刷して、その後分割するという手順でできるはずです。
会社などの場合はレーザープリンターを導入していることが多くなり、ミシン目タイプの用紙の場合レーザープリンターでの印刷が可能な用紙であれば印刷して名刺を作ることができます。
ミシン目・マイクロミシンカットといっても、点の集まりなので切り離した際にどうしても紙のフチ(エッジ)を指でなぞった時にざらざらする感じになってしまうかもしれません。
初期の頃のミシン目タイプの用紙は、そのざらざら感を強く感じてしまうことから生まれたのがミシン目を細かくした「マイクロミシンカット」と呼ばれるタイプです。
細かくなったとはいえ、ミシン目であることには変わりなく触るとわかってしまう点が気になる点でした。
ミシン目タイプの気になる点を解消したい!という要望から作られた用紙があります。名刺サイズ(91x55mm)にカットした用紙をA4サイズ用紙に配置した用紙の誕生です。
発売されているメーカーによって、クリアエッジ・クリアカット・キリっと両面といった名称で販売されているようです。
カット紙タイプの中から今回はエレコムから発売されている「なっとく。名刺クリアカット」と確認してみました。
Link→ なっとく。名刺クリアカット をみる(アマゾン)
配置とはどういうことかというと、名刺サイズの用紙はすべてカットされています。その用紙が、A4サイズの台紙に粘着テープで留めてあると思ってもらえば良いかもしれません。
表から見ると、名刺サイズで分かれているミシン目タイプと変わりがないように見えますが、裏面を確認すると下図のレイアウトの点線で示される状態を見ることができると思います。
一枚を取り除くとわかりやすいと思います。台紙に残るこの部分に名刺サイズの用紙がくっついているという感じです。
10枚すべてを取り除くと、上記のようにカットした用紙がくっついていた台紙部分が残るというものです。
ミシン目タイプの場合両面に印刷する際、裏面の印刷範囲に制限はほとんどありませんが、このカット紙タイプの場合はこのように、台紙でくっついている部分が必要なため裏面の印刷できる部分には制限があります。
表面だけを印刷した名刺を作成する場合は特に問題なく、プリンターで印刷を行った後台紙から一枚づつ取り外せば、フチ(エッジ)がきれいな名刺が出来上がるというものです。
出来上がりはきれいな仕上がりとなりますが、プリンターによっては紙を給紙して内部で搬送される際に、台紙から名刺がはがれてしまい紙詰まりを起こすこともあるようなので注意が必要です。
あくまでも、台紙に一時的に名刺サイズにカットされた用紙がくっついているものだと認識しておく必要があります。
ただ、背面給紙で前面排紙タイプのプリンターの方が紙の曲がりの度合いが少なくなり、プリンター内部での紙詰まりが起こりにくいようです。
様々な用紙が販売されていて、またプリンターも印刷の方式、用紙の制限、給紙・排紙の方向などが色々あって悩ましいものではありますが、それぞれの特性を知ることで使い分けができるようになります。
量販店などの用紙の販売コーナーをたまには眺めてみてはいかがでしょうか。用紙も新しいものが出てきていますし、アイディアがつまったものも販売されています。
プリンターだけに着目するのではなく、用紙についても気に留めることでつくることができるものがきっと増えるのではないでしょうか。
名刺を作成する印刷会社などは、ミシン目用紙や、カット用紙タイプ等を使うのではなく名刺の用紙(厚紙)に面付け印刷を行います。
10枚分や、もっと多い数の名刺イメージを印刷した後に、専用の名刺カッターに通すことで名刺サイズに仕上げる処理を行い名刺を完成させるようです。
電動名刺カッターといった言葉で検索すると名刺作成用のカッターが販売されていることが分かります。
Link→ 電動名刺カッター をみる(アマゾン)