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- 2020年12月12日
毎年恒例のお楽しみ「HPの福袋2021」キャンペーン開催中!HP公式オンラインストア
毎年恒例のHPの福袋2021! 色々と大変な年となってしまいましたが、2020年……
スマホと接続することでスマホ作業の不自由さを解決する、新デバイス「Mirabook」がクラウドファンディングMakuakeに2020年3月27日登場し、目標金額をはるかに超える応援購入総額を達成していました。
スマホと接続するだけで完全なデスクトップ体験を提供する新デバイスMirabook
- これさえあればパソコンは不要、バッテリー内蔵(10時間駆動)のスマホワークステーション
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スマートフォンをノートパソコンに変える!
もうパソコンは買わなくていい!
完全なデスクトップ体験を提供するように設計されたノートパソコン型のスマートフォンアクセサリー「Mirabook」が日本上陸!出典:Makuake「新デバイスMirabook プロジェクト」
URL:https://www.makuake.com/project/mirabook/
※プロジェクト確認日:2020年5月13日
動画でも紹介されているこの「Mirabook(ミラブック)」は見た目は、まるっきり薄型のノートパソコンに見えます。
それこそ上の写真を見ると、ノートパソコンのネット通信のためにスマホとケーブル接続し、データ処理を行っているようなイメージです。
ところが実際の動きとしてはスマホがメインのデバイスであって、スマホの各種アプリをノートパソコンに見える機器「Mirabook」で操作している状態なのです。
この機器はノートパソコンではなく、クラウドファンディングMakuakeで出資が募られていた、、キーボードと液晶ディスプレイ・タッチパッド・バッテリーを搭載した「Mirabook」という新デバイスです。(※既に目標金額達成済みです)
Link→ 新デバイスMirabookをみる(Makuake プロジェクト)
スマートフォンは便利だけど、データを閲覧したり編集したりする場合にネックとなるのは、画面の大きさと文字入力でしょう。スマホの画面で入力するよりやっぱりキーボードうの方が効率的だと思います。
その不便な点を解決する策として、スマホに外付けディスプレイとキーボードを接続し、マウスで操作するデスクトップモードを利用する方法がありますが、機器を個別にケーブルつないでさらに電源をつなぐといった手間が問題でした。
Androidスマホにデスクトップモードとして使える機能があるにもかかわらず、ディスプレイ・キーボードなどを準備しなければならない、「わざわざ準備する」といった面倒くささがハードルとなっていました。
※Androidスマホによってはデスクトップモードを持たない機種もあります
一方この新デバイス「Mirabook」だと、キーボード右下部分にあるType-Cケーブル1本でスマホに接続するだけで、操作環境が出来上がります。
メインデバイスはあくまでもスマホです。スマホ自体に通信機能が備わっているわけですから、スマホをテザリングモードにしてノートパソコンと接続してといった手間なく作業を始めることができます。
このMirabookは主役はあくまでもスマホと考え、USB Type-Cケーブル一本で接続し、ネット環境が必要なスマホアプリを操作するためだけに機能を集約したデバイスとして動作します。
そして、クラウド上のデータを効率よく編集したりオンラインスマホゲームなど、使う場所やそれに伴う電源の確保といった制限から解放してくれます。
携帯ゲーム機もType-Cケーブルで簡単接続でき場所を選ばずプレイできます。もちろん電源だって心配いらずの4500mAhの内蔵バッテリーで楽しめます。
このMirabookが接続できるのはスマホ・携帯ゲーム機にとどまりません。なんとMacBook ProやIPad Proとの接続もできるのです。
こちらはMakuake Mirabookプロジェクトの活動レポートで、MacBook Pro(13-inch 2016)とType-Cケーブルで接続し、2画面表示のマルチディスプレイ環境ができるとアナウンスされています。
iPad ProとMirabookを接続し、ミラーリング表示ができることが確認されていて、キーボード接続もできるようです。
気になる基本仕様はこちらですが、搭載OSなしで、CPU・メモリ・ストレージも全てなしとなる周辺機器というのも面白いところです。
搭載OS | なし (対応スマホ:Android、Windows、Ubuntu 要DisplayPort over USB Type-C) |
---|---|
ディスプレイ | 13.3インチIPS(1920 x 1080) |
入出力 | USB Type-C(スマホ接続用) USB2.0 × 2 HDMI、オーディオジャック、microSD、USB Type-C(充電用) |
バッテリー | 4,500mAh(最大約10時間動作、Switch接続時は約5時間) |
スピーカー出力 | 2.5w x 2(Stereo出力) |
サイズ | 320 x 220 x 15 mm |
重量 | 1 kg |
※上記仕様はMakuake 「新デバイスMirabook プロジェクト」から抜粋
注意点はスマートフォンの仕様で、スマホをPCの様に使える機能が付いていることが前提です。Android端末だと「Samsung Dex」や「ファーフェイ EMUI」といった機能が搭載されていないと、このMirabookの機能を活かせなくなってしまいます。
スマホによってはType-Cで映像出力ができるものがありますが、単純に表示できるだけでパソコンの様操作を行えないことがある点も気になるところです。
データ入力等でキーボードを使うことがメインに考えてスマホと接続する場合は、ノートパソコンライクな筐体は特に気にならないと思います。
しかし、携帯ゲーム機に接続して映像のみを表示する場合やMacBookと接続してデュアルディスプレイとして使う場合では、Mirabookの使用しないキーボード部分が気になります。
下記のイメージはFujitsuの2in1コンバーチブルパソコン LIFEBOOKWU3/D2の例ですが、左からノートパソコンモード、タブレットモード、スタンドモード、テントモードと切り替えができます。
このようにMirabookにもヒンジ部分の工夫・機構でテントモードやディスプレイモードといったスタイルの切り替えができればよかったのではと思うところです。
スマートフォンとキーボードドックを組み合わせて使うMirabookの情報をみて、スマホの性能アップやネットに接続する通信環境などが整って、その状態を活用するデバイスが求められているのだと感じます。
そのように感じるのは、このMirabookを見て以前発売されていたWindows mobileタイプのHPのElite x3とAcerのLiquid Jade Primoを思い出したからです。
特にHPのElite x3は発表されて間もないころ展示されている場所を探し、二子玉川にある最新家電と本とカフェの融合した空間「二子玉川 蔦屋家電」へと足を運び Elite x3をあれこれ触って、これからはモバイルの世界だと思ったものです。
Link→ ライフスタイルを買う家電店「二子玉川 蔦屋家電」をみる
外出先ではWindowsの環境をスマートフォンとして持ち歩き、会社に戻ればスマホをドックに差し込んで、デスクトップ環境として仕事を続けられるというイメージでWindows Phoneが欲しいと思ったものです。
しかしながら、スマホの世界はご存知のようにiPhoneとAndroidの台頭著しく、その後Windows Phoneの新機種が発売されることもなく終息へと向かいます。
こちらはHPのElite x3だと思いますが、Makuake プロジェクトに使われていたイメージカットでWindows Phoneの Elite x3を接続し操作している様子を表しています。
HPの公式ページ内にこのHP Elite x3 プレミアム「3 in 1」の情報が残っており、当時の説明を見ることができます。
Link→ HP Elite x3 プレミアム「3 in 1」をみる(HP公式サイト)
またこちらは、Acerの Liquid Jade Primoだと思います。
こちらもAcerの公式サイト内にPCの様に使えるスマホとして情報ページが残っていました。
Link→ Acer ビジネスを支えるデバイス Liquid Jade Primo をみる(Acer公式サイト)
またMirabookの対応機種にもWindows mobile(Windows Continuum)としてこの機種がちゃんとリストアップされていたので多分間違いないと思います。
既に2機種とも発売は終了していますが、HP Elite x3は去年(2019年)の秋頃に秋葉原の電気街で見つけ、HP Eliteのノートドックは一昨年(2018年)には販売されていたものを見かけました。
またAcerのLiquid Jade Primoは中古でキーボードとドックのセットを見たことがあり、どちらも一瞬買おうかと思ったほどです。
この他にもWindows Mobile搭載のスマホが発売されたのですが、Windows mobileのサポートが2019年12月10日に終了するとMicrosoftがアナウンスしたこともあり、他のメーカーのWindows Phoneも見かけなくなりました。
Windows mobileが始まったのが2016年ですが、スマホの流れはiPhoneの台頭と、性能がどんどん高まるAndroidタイプが増えてきて今を迎えています。
クラウドサービスが増え、データの取り扱いが場所に制限されることなくネット接続ができる環境であればスマホで仕事ができる時代になってきたこともあり、この新しいデバイス「Mirabook」がその力を発揮できる時代を迎えたという事でしょう。
スマホ自体が十分な性能を持ち、通信・クラウドサービスといった環境を使う上で、効率よく作業を行うデバイスが求められて、このMirabookが誕生したのだと思います。
時代が追いついた!その一言に表され、その時代に必要なものが形づくられたといった感じでこのMirabookを眺めていました。
スマホの性能向上が著しく、データの処理能力をはじめアプリの充実も一役買っており、そのスマホを効率よく使うことができるMirabookへの期待は応援購入総額をみてもわかります。
Mirabookの性能を十分に活かすには、対応スマホと接続することが重要となりますが購入意欲をとてもそそられる新デバイスだと思います。
Link→ 新デバイスMirabookをみる(Makuake プロジェクト)
Link→ Mirabook オフィシャルサイトを見る(Mirabook 日本総代理店 HTL株式会社)