ソフトバンク契約『iPhone8 Plus』をワイモバイルにSIMのみ契約で乗り換え

ソフトバンク契約『iPhone8 Plus』をワイモバイルにSIMのみ契約で乗り換え
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ソフトバンクからワイモバイルへ

私はiPhone 8 Plusをソフトバンク回線で使っていましたが、2020年3月で契約期間が丸2年となり契約更新期間となってました。

契約更新の期間が2019年3月1日より2か月間から3か月間に拡大したこともあり、ソフトバンクの契約を継続するのかそれとも乗り換えにするのか色々考え、最終的にワイモバイルへと契約を変更しました。

ソフトバンクの新しい料金プランとワイモバイルの料金プランの比較し、通信量についてはモバイルWifiルータの契約もあるので、その点を踏まえて変更しています。

ワイモバイルへの変更を決めてから、解約時の料金・割引の金額やMNPの準備やSIMロックの解除について確認し、また料金についてはソフトバンク・ワイモバイルショップで調べました。

スマホの使い方、モバイルWifiルーターの有無、電話の使用頻度によって契約の考え方が色々あり、今回の乗り換えは私自身に合わせた内容となりますが、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えた際の手順と注意する点をまとめていきたいと思います。

ワイモバイルを選んだ理由

最近は格安SIMサービスや、料金がお得な乗り換えサービスやキャンペーンなどがありますが、今回ワイモバイルに乗り換えたのにはいくつかの条件・理由があります。

ワイモバイルはTポイントが付くことや、人気雑誌&マンガが読み放題といったサービスが受けられるYahoo!プレミアム会員サービスが受けられるといった特典が充実しているというお得感も必要です。

またワイモバイルはソフトバンク回線を利用していることもあり、通信が安定していることも理由のひとつです。

色々と条件を挙げていくといっぱい出てきそうですが、次の3つの条件は外せないものとして考えていたものです

モバイルルータを契約しているので、スマホ側の通信量は最低ラインとして2GB~3GBが必要
※ 今までのソフトバンク契約では通信量は2GBプランだった
仕事上10分間の時間制限通話では困る。国内通話が時間無制限、回数無制限となる話し放題が必要
※ソフトバンクでも話放題オプションを付けていた
契約変更で今までの支払金額と同程度の費用に抑えたい
※契約から2年経過で、いくつかの割引がなくなる

ワイモバイルとソフトバンクの違い

データ容量のバリエーションが多いのはソフトバンクですが、お得感を感じることができるプランがあるのはワイモバイルだと思います。

まずはそれぞれの料金プランを比較していきます。金額は期間が限られた割引キャンペーンや、家族割、光割といった部分は除いて記載しています。

ワイモバイルの料金プラン

スマホベーシックプラン S M R
基本使用料(月) 2,680円 3,680円 4,680円
データ通信容量(月) 3GB 9GB 14GB

ソフトバンクの料金プラン

料金プラン 月額料金/データ量
メリハリプラン 7,480円/50GB
ギガ使わない月は1,500円オフ
ミニフィットプラン 3.980円/1GBまで
5,980円/2GBまで
7,480円/5GBまで

ソフトバンクの料金プランの場合、家族で加入した場合やおうち割・光割などが加味された料金表示が多く安く提示されているものがあります。

しかし上記の料金プランは、1人で使う金額をソフトバンク公式ページで調べた金額を記載しています。

ソフトバンクには5Gプランもありますが、専用端末が必要なことと5G基本料が1,000円かかることもあり、今回は5Gプランは除外しています。

2つの料金プランを見てもわかると思いますが、ワイモバイルはスマホベーシックS・M・Rといった3つのプランで単純明快でシンプルそのものです。

一方ソフトバンクは大容量の50Gといったデータを使いたい場合や、家族4人全員でソフトバンク契約を行い、さらにはソフトバンク光回線を契約して運用するのであればお得かもしれません。

メリハリプランにはデータ容量を2GB以下しか使わない月の割引がありますが、通信量をピッタリ考えながら使うのは難しいので、割引を考えるくらいなら思いっきり使う方が精神衛生上良いと思います。

10分までの無料通話のワイモバイル

通信手段が増えたことにより、電話による通話が少なくなってきているのは確かですが、私の場合は仕事の関係で通話は必須です。

ワイモバイルとソフトバンクの通話料金体系について調べてみました。

ワイモバイル ソフトバンク
通話時間
制限あり
基本プランに含まれる
1回10分以内の国内通話が無料
10分を超える通話の場合
通話30秒ごとに20円(10分超過分のみ)
準定額オプション+
月額500円
1回5分以内の国内通話が無料
5分を超える通話の場合
通話30秒ごとに20円(5分超過分のみ)
話し放題 スーパーだれとでも定額
月額1,000円
国内通話無料
定額オプション+
月額1,800円
国内通話無料

ワイモバイルは「スマホベーシックプランS・M・R」に国内通話が10分間無料となる通話オプションが含まれています。

ソフトバンクはオ定額オプションをつけない、基本プラン(音声)での契約は可能ですが、その場合は通話30秒ごとに20円がかかります。

仕事上通話が必須の私の場合、基本プランの10分の無料通話では時間が足りないことがあるため、他社を含めたすべてのスマートフォン・ケータイ、固定電話への国内通話が無料となる「スーパーだれとでも定額」オプションをつけました。

電話を良く使う人向けの、通話し放題のプランはauやドコモにも通話オプションとしてあるようです。

最新機種へのこだわりの有無

使いたいスマホの機種にこだわりがあるかどうかで、ワイモバイルとソフトバンクのどちらを選ぶのかが変わってくるのではないでしょうか。

ソフトバンクの公式サイトを見ると、5G端末はもちろん、先日発売されたばかりのiPhone SEといった最新機種、iPhone 11 Pro Pro Maxと iPhoneシリーズや Android端末まで揃っています。

一方のワイモバイルは、iPhoneシリーズはiPhone 7・iPhone 6sの2機種のみ、Android端末もソフトバンクと比べてしまうとどうしても機種が少ないのは否めません。

最新の端末を使いたいのであれば、ソフトバンクを選択することになるかもしれませんが、私自身「この端末を絶対使いたい」というものがなく、現在使っているiPhone 8 Plusのまま乗り換えを行うことにしました。

ワイモバイルへの乗り換えメリット

今回ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えたことで得られる「メリット」とは、何かを考えてみます。

お得な月額料金

ワイモバイルに乗り換えた場合、月額の料金が安くなることが一番のメリットだと思います。

ワイモバイルのスマホベーシックプランSの月額料金は2,680円で、データ容量は3GBまで使えますが、ソフトバンクのミニフィットプランの一番安い価格でも3,980円です。

更に通話し放題のオプションを付けると、ワイモバイルは1,000円ですがソフトバンクは1,700円とさらに金額の差が大きくなってしまいます。

今までつかっていたソフトバンクの料金プランは古いプランで、現在はなくなっていることと、契約して2年経過したことで割引がなくなるため、メリハリプランと同じくらいの金額に上がってしまうことも乗り換える理由となりました。

乗り換えが簡単

ワイモバイルはソフトバンクのグループ会社ということで、乗り換えの手続きが簡単に行えます。

通常MNP(ナンバーポータビリティ)で、他社に乗り換える場合は、使っている通信事業者に連絡してMNP予約番号を発行してもらい、その予約番号で移行先の通信事業者に申し込む必要があります。

今回はソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えですが、私はソフトバンクへ連絡をし、ワイモバイルへの乗り換えをする旨を伝えただけでした。

今回オンラインではなく量販店のワイモバイルカウンターで乗り換え手続きを行いましたが、店舗スタッフの方へはソフトバンクへ連絡済みですと伝えることで大丈夫でした。

特典いっぱいのYahoo!プレミアム会員

特典は色々ありますが、雑誌110誌以上・マンガ13,000冊以上が楽しめるYahoo!プレミアム会員サービスが含まれるのはお得です。

Yahoo!ショッピングコンテンツの利用や、ヤフオク利用の利用等にも便利な会員サービスは月額462円が必要になりますが、ワイモバイルの契約することでこのYahoo!プレミアム会費が無料になります。

この点はソフトバンク利用時も特典として魅力を感じていましたし、Yahoo!ショッピングでのポイントアップキャンペーンや、PayPayとの連携もYahoo!IDがそのまま継続して使えました。

WiFiスポットが利用できる

このサービスもソフトバンクグループの恩恵として受けることができるサービスです。

出典:Y!mobile ソフトバンク Wi-Fiスポット
URL:https://www.ymobile.jp/service/sws/

ソフトバンクWi-Fiスポットはカフェやレストラン、JRの主要な駅や空港で高速インターネットが利用出来る公衆無線LANサービスで、旅行や出張の際に便利なもので、上記のステッカーを見かけた方も多いのではないでしょうか。

ワイモバイルへの乗り換え手順

今回ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えを行いましたが、ソフトバンクの契約状態でスマホで行っていたこと、手続などを追ってみます。

SIMのみ契約か?

ワイモバイルへの乗り換えでは、端末とセットで契約するか回線のみを契約するかの2つの契約方法があります。

私はソフトバンクで利用していたiPhone8 Plusをそのまま利用するので、SIMのみの契約で進めることにしました。

端末とセットで契約も可能なので、気になる端末がある場合は、端末を購入してセットでワイモバイル契約を行うことになります。

SIMロック解除

乗り換えの際に端末を購入する場合は必要ありませんが、使っている端末を他社回線で使う場合にはSIMロック解除が必要です。

ソフトバンクで契約していたiPhone8 Plusは、2015年5月以降に発売された製品なのでSIMロック解除機能を搭載しています。

My SoftBankで自分で行うか、ソフトバンクショップで手続きをすることでSIMロックの解除ができます。ショップで手続きを行うと手数料3,000円が必要です。

私はMy SoftBankでSIMロック解除後、モバイルWiFiで使っているSIMカードをiPhoneに挿入し、アクティベーションを行い事前済ませていました。

MNP申込み

電話番号はそのまま利用するので、ソフトバンクへMNPの申込が必要です。

ソフトバンクへ電話をかけ、ガイダンスに従いナンバーポータビリティを選択し、移行する回線であるワイモバイルを選択しました。

以前MNPの処理を行ったことがあるので、MNPの予約番号が発行されるものとばかり思っていましたが、今回の手続きでは予約番号は発行されませんでした。

予約番号は大丈夫なのか?と思いながらでしたが、そのままワイモバイルカウンターで転出の申込が済んだことを伝えるだけで処理は進みました。

ワイモバイル契約

ワイモバイルの契約はワイモバイルショップかオンラインのどちらでも手続きができますが、今回量販店のワイモバイルカウンターで行いました。

カウンターでのワイモバイルへの乗り換えにあたり、スマホ本体がもちろんですが、契約時の本人確認用の免許証を持参しました。

料金の支払いはソフトバンク契約時と同じクレジットカードで支払うので、カードも持っていきました。

手続きは乗り換えの意向を事前にワイモバイル担当の方へ伝えていたこともあり、非常にスムーズに進みました。手続きされる場合は時間の予約や手続きの意向などを伝えておいた方が良いと思います。

ワイモバイルのプランを選択し、手続きは進みます。ワイモバイル担当の方から質問がありました

ソフトバンクへの連絡はお済ですか?
SIMロックの解除はお済ですか?
これは事前に済ませているので、ソフトバンクへ連絡済みであることと、SIMロックの解除も済んでいることを伝えます。
ソフトバンクへの連絡が済んでいない場合は、この場で連絡することになります。また、SIMロックが解除されていない場合はこの場で処理を行うことになるようです。

SIM発行

手続きは滞りなく進み、SIMの発行です。iPhoneの画面を見ていると、今まで電波を受けてSoftbankと表示されていた部分が【圏外】表示になりました。

あっという間にソフトバンクは解約されて、ワイモバイルのSIM挿入待ちの状態となりました。この点は店舗契約ならではの流れでしょう。

オンライン契約の場合は契約後に送られてくるSIMカードや購入端末が届いてから、切り替え処理が行われることになります。

ワイモバイルSIM設定

ソフトバンク契約のiPhoneにワイモバイル発行のSIMを挿入ですが、他社の端末をワイモバイルで使うには設定のための構成プロファイルのダウンロードが必要です。

構成プロファイルがダウンロードされると自動的にAPNの設定が行われて、ワイモバイルで使えるようになります。

今回はカウンターで手続きを行ったので、SIMの入れ替えとプロファイルのダウンロードまでスタッフの方がてきぱきとすすめるのを眺めていると、あっという間にY!mobileの表示が出て設定終了です。

オンラインで契約した場合、端末のSIMの入れ替えやプロファイルダウンロードおよび設定は自分で行うことになります。

乗り換えの注意点

いいことずくめのワイモバイルへの乗り換えの様に思えますが、キャリアメール使用については注意が必要です。

iPhoneでは【Y!mobileメールアプリ】がつかえません
Y!mobileメールの専用アプリはAndroidのみ
ワイモバイルを契約すると【 @ymobile.ne.jp】と【@yahoo.ne.jp】のメールアドレスが使えるようになります。
【@ymobile.ne.jp】のメールアドレスを使う場合はY!mobileメールアプリを使うと便利なのですが、このY!mobile メールアプリはAndroid専用です。
iPhoneだとこの【@ymobile.ne.jp】アドレスを使う場合は、メッセージアプリを使うことになり送受信はできますが、メッセージアプリはSMS用といった感じで使い勝手があまり良くないのです。
iPhoneのメールアプリで【@ymobile.ne.jp】アドレスを使えない点に気を付けてください。【@yahoo.ne.jp】アドレスはiPhoneのメールアプリで使えるのでキャリアメールとしてこちらのアドレスを使うのであれば問題ありません。
私は今回Y!mobile用のメールアドレスとして【@yahoo.ne.jp】を使うようにして、設定を行いましたが、他のメールサービス「@gmail.com」アドレス等を使うのであればiPhone・Androidに関係なく使えます。

まとめ

事前にSIMロック解除を行っていて、ソフトバンクへワイモバイルへの乗り換えの手続きを行っていたこともありますが、スムーズに乗り換えを行うことができました。

最近はワイモバイルショップとソフトバンクショップが一緒になっていて、他社通信会社への乗り換えで店舗を行き来しなくなっていることも便利な点でしょう。

ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えを検討している方にとって、通話し放題のオプションを付けて通信料金を抑えることができる点はオススメできるメリットです。

この記事は乗り換え例の一つですが、ワイモバイルへの乗り換えのお役に立てたら幸いです。

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